竹内孝和個展『明日は明日の風が吹く』

[press release] 竹内孝和展開催のお知らせ

ビーク585ギャラリーでは12月15日(金)より彫刻家竹内孝和の個展
「明日は明日の風が吹く」を開催いたします。

竹内孝和は土の彫刻家として長年作品を作り続けています。
道具を使わずに土を直接手で練り形を創り出す制作スタイルから生まれる竹内孝和作品には独特な原始性が宿っています。それは、竹内の制作による行為は太古の人達と同じだからかもしれません。

土をさわりながら思い浮かぶ顔を紙に描く泥イングは太古の人達。
その人達が衣服として使ったり、生贄とした動物の皮、やじりとして使った黒曜石に近いガラス、などを取り入れ太古から現代に至る人間の記憶を辿る作品は人間の原初的な感覚を刺激します。

今回の竹内孝和の個展はあなたの中にもある遠い記憶に触れるような展覧会になりました。ぜひご高覧お願い申し上げます。

竹内 孝和 Takakazu Takeuchi

略歴

1961年 三重県に生まれる
1988年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了
1998年 デュッセルドルフ美術アカデミー(ドイツ) 
     クラウス・リンケ教授よりマイスターシューラー取得

主な個展

2022年 「浮かぶ空間」オイレンシュピーゲル ギャラリー(バーゼル・スイス)
2021年 “私はあなた、あなたは私” KOMAGOME1-14cas (東京)2019年 “NO.W.HERE”FARM(ロンドン・イギリス)
2018年 “空白の色”アムシャツハウス (ノイス・ドイツ) 他

グループ展

2022年 「Singing Color」B Design Dulegil Museum Dongdaemun Design Plaza(韓国)
2021年 “私の内と外から夢を見る” 市立シュタッフェルフースギャラリー
      (バイル・アム・ライン・ドイツ)
2020年 “COVID Colors 2020 KSCS International Invitation Exhibition
     of Color Works”中央大学(韓国) 他

Statement

太古の人々はどの様に生きていたのだろうか。彼らは自然界の様々なモノやコトを熟知しないと生きる事は出来なかったであろうし、そうしない限り忽ちに死と直面する事になったであろう。
今私たちは、あらゆる情報が瞬時に得られる環境の中で暮らしているが、太古人の経験や学びから獲得した情報量も実は膨大で、また周りの環境に対する感覚も鋭かったように思う。そして、共に暮らす仲間と協調・共労しながら命を繋いできたのだと考える。彼らには当然、様々な苦難はあったとしても、時間に追われる現代人よりヒト・モノ・コトにラジカルに対峙し生活をエンジョイしていたかもしれない。そんな彼らの様々なコンタクトのあり方に思いを馳せることで現代に生きる私たちに多くの示唆を与えてくれる様に思う。

竹内孝和 個展
タイトル「明日は明日の風が吹く」
会場 ビーク585ギャラリー
会期 2023年12月15日(金)~12月26日(火)
営業時間 12:00~19:00
休み 水曜日・木曜日
住所 〒530-0047
大阪市北区西天満4丁目5-25北老松ビル2階
TEL: 06-6232-8198
MAIL: beak585@nifty.com
HP: beak585.com