髙戸蒼月花 個展「session,doorway」

髙戸蒼月花 個展
「session,doorway」展

2022年10月21日 – 2022年11月15日
12:00 – 19:00
金 – 火 開廊
水 – 木 休廊

髙戸は大学院卒業後、京都岡崎蔦屋書店「照らして歩いて確かめる」の個展を経て画廊での初個展となります。髙戸は幼稚園のころから迷路を書くのが好きで、その中で自分の世界を広げて遊びました。
その中には家具や階段、玄関や天井裏、ふろ場など書き、架空の登場人物を使い、自由に動かして遊びました。
今の制作もずっとその延長線上にあり、その世界は平穏であり、時には逃避の場所なのだと彼女はいいます。
そこから生まれる作品には、髙戸の内面世界が広がり、観る者の内側に静かに、強く語りかけてきます。
流行りの作風ではないかもしれませんが、何か大きな期待を抱かせる髙戸の初個展を是非ご高覧願います。

【アーティストステートメント】
幼稚園の頃は迷路を描くのが好きだった。⼩学⽣の休み時間は自由帳に空想の家を描いて過ごした。
⽞関や⾵呂場、家具、はしご。地上の家や蟻の巣のような地下の家も描いていた。
迷路はたくさんの入口や出口、出口からまた入口を作れる。家は自由に増築できるし、誰が住んでも良い。
現在の私が絵を描く理由はそれらの延長で、目の前の画面と過去に制作した画面を行き来して過ごしていく。

髙戸蒼月花