蒜山 目賀田 Hiruzen Megata

彼の2つの活動を一つの言葉で表現しようとすれば、以下になるように思えます。「ある見知った都市の、見知らぬ相貌を地図に再現する作業」と。「制作」というときの親密さよりも「作業」と書いた時の冷たさが、彼の二つの活動に似合っていると、私は思います。この時彼は、都市の細部を非常に大事にしています。それは、私たちがよく知っているような、文字通りの細部(空間的、視覚的、機能的な細部)ではありません。都市から時間と空間を抜き去った時の不気味な残滓、とでも言いましょうか。これが、彼の愛する細部で、文章や絵や映像を用いてこれらをひたすらに復元する作業に従事する事が、ひるぜん氏の活動なんだと感じます。

(藤本一郎・音楽家)

WORKS

CV

2015 武蔵野美術大学油絵学科卒業

2017 武蔵野美術大学院油絵専攻終了

<Solo Exhibition>

2016
「おそい朝(この瞬間の外部)」YOYOGI ART GALLERY(東京)

2017
「清潔な歩き方」新宿眼科画廊(東京)

2018
「からだのあるわたしたち」新宿眼科画廊(東京)
「失踪の練習」JINEN GALLERY(東京)

2020
「憶測の温床」pocke(東京) / online
「維持と探索」JINEN GALLERY(東京)

2021 
「窒息のチャンス」JINEN GALLERY(東京)

2022 
「LAND」数寄和(東京)
「LIST」JINEN GALLERY(東京)
「SCREEN」BEAK 585 GALLERY (大阪)

<Group exhibition>

2018
「ポエトリー・イン・ダンジョン 直角はありません」アートスペースDungeon(東京)
「ア ホロイ」EFAG(東京)

2021
「As If」数寄和(東京)