栃原比比奈 Hiina Tochihara

絵は言葉ではなく、毎日隣にあるものです。そして、生きることに似ています。
私の絵は、「その時の私」の判断と行動でキャンバスに絵具が付いたり剝がれたりする過程を経た後、気まぐれにも「もういいや」と筆を置いた結果です。ひとつ行動をしたら後戻りは出来ないし、トレースも出来ません。あの時の私に今の私が戻ることは絶対に出来ないから、そういうことはしたがらないように心がけています。
私の仕事は、何をどのように描きどう終わらせるかを考え、自分にとって新鮮な終わり方を拾って絵にすることだと思っています。

WORKS

栃原比比奈 経歴

1977年生まれ。建築家の父と経営を共にしていた母の趣味で幼少期から頻繁に引っ越しを体験。周囲と馴染むことが出来ず絵の中に居場所を見出す。2001年に多摩美油画科卒業。経済的理由でキャラクターデザイナーとして企業に就職する約3年勤務して退職。その後結婚や離婚を経てからは、特に沖縄や九州地方を放浪したり、さまざまな仕事を転々としながらも自分の絵について常に考え試行錯誤する日々を過ごした。美大を卒業して21年後、今のスタイルの絵を獲得してからは、横浜を拠点に活動している。

Hiina Tochihara(HP)

主な展示歴(個展)

2024年めがみたこと(ビーク585ギャラリー/大阪)

2023年鏡のメタファー展(ビーク585ギャラリー/大阪)
2010年栃原比比奈のジキルとハイド二重人格展(ギャラリー山口/京橋)

主な展示歴(グループ展)

2024年十二景(横浜市民ギャラリーあざみ野/神奈川)

2023年ドロペイ。展(ターナーギャラリー/東京豊島区)
2016年シェル美術賞2016(新国立美術館)
2015年シェル美術賞2015(新国立美術館)
2001年二人展(key gallery/銀座)

FAIR

2024年二人展(アートフェア東京ビーク585ギャラリーブース内/有楽町)
   

受賞歴

2001年 福沢一郎賞

その他

2023年「栃原さんとPAIR」 画家OJUN氏より寄稿