中原 正夫 Masao Nakahara

1956年埼玉県本庄市生まれ。日本で油絵を学んだのち、ドイツの美術大学に留学。そのまま帰国せず、40年以上ドイツに暮らしている。通訳や翻訳の仕事を生業とし、⾧い空白期間を経て再び描き始めた中原の絵は、以前と比べても自由で素朴なものだ。その作品はInstagramを介して徐々にファンを増やし、ドイツで展覧会なども行うようになった。

 中原にとっての大きな契機は20代の頃、ドイツで奈良美智と知り合ったことだった。デュッセルドルフのクンストハレで開催されたグループ展や、東京のYutaka Kikutake Galleryでのグループ展に招かれたことで、中原の魅力的な作品がさらに知られるようになり、その後はイタリアやオランダのギャラリーでの個展も実現した。そしてヨーロッパを中心にいま注目度が高まっている。

WORKS

CV

中原正夫 経歴

1956   埼玉県生
1978–80 日本美術学校油絵科
1982–83 ドイツ ブラウンシュヴァイク美術大学
1983–88 ドイツ デュッセルドルフ美術大学 1989   デュッセルドルフ在住

主な個展・グループ展

1982 <Landschaft und Metapher>カッセル大学美術学部のグループ展

1983  Manne Sens との二人展 (ヴェスターマン出版社/ドイツ・ブラウンシュヴァイク)

1987  Petr Vránaとの二人展(カッセル大学展示フォーラム:Studio Kausch/ドイツ・カッセル)

1990 <KIKKOO>デュッセルドルフの6人の日本人アーチストAi Hagita、Setsuko Ikai、
   Nobuko Sugai、Takeshi Suzuki、Hiroshi Teshimaとのグループ展(ドイツ・デュッセルドルフ)

   <De Reizende Zon>6人の日本人アーチストAi Hagita、Setsuko Ikai、Nobuko Sugai、Takeshi
   Suzuki、Hiroshi Teshimaとのグループ展(Kunsthal Almelo/オランダ・アルメロ)

1991 <Zeitgenössische Kunst aus Japan>
   Yoshio Yoshidaとの二人展(Stadtsparkasse Neuss + Gallery Sels/ドイツ・ノイス)

1993 <5 Japanische Künstler aus Düsseldorf>
   Motoko Aoki、Ai Hagita、O-Jun、Sumiko Naganumaとのグループ展
   (Kunstraum Neuss/ドイツ・ノイス)

2021<Youth>Yoshitomo Nara、Yoichi Kamimura、Shozo Taniguchi、Natalie Horbergとの
   グループ展(YKG ギャラリー/東京)

  <Departure and Arrival> <Fear and Hope>二部構成の個展 (ドイツ・デュッセルドルフ)

  <tomodachito – Mit Freund*innen>Takeoka Yūji、Nara Yoshitomo、Murase Kyōko、Andō Yukako、Kinoshita Ryō、Anca Muresan、Karin Sander、Arakawa Soya、Magdalena Jetelováとのグループ展(Kunsthalle Düsseldorf/ドイツ・デュッセルドルフ)