吉田卓矢 Takuya Yoshida
吉田は17歳から11年間アメリカに渡り美術を勉強し、現在は北海道の蘭越町に妻のみなみさん(彫刻家)とアトリエを構え活動しています。
昨年末(2022)には洞爺湖芸術館に個展を行い、過去最高の観客動員を記録しました。
ニューヨークの美大時代には、1日1枚の油彩画を書き上げるというハードな訓練を受け、そこで培った表現力をもとにPeacefulな吉田ワールドを展開しています。
WORKS
吉田卓矢 経歴
画家 東京生まれ、17歳から11年間
アメリカに渡米、Plymouth State University BFA PaintingとNew York Studio School MFA Painting を取得。NY時代の2014年にHoneberg Traveling Prizeを受賞し、3ヶ月間のイタリア滞在を経てからNYで個展を開催。その後、拠点を北海道に移し2022年5月には洞爺湖芸術館で初の美術館個展、特別展で過去最多の来場者数を
記録した。同年の10月にはPhiilips Exeter Academy USAにてアーティスト・イン・レジデンスに参加し国内外で精力的に活動を行っている。
Statement
吉田はキャンバスに平和的な願い普遍的な愛を
ビビットな色彩に詰め込んで描く。
絵の中の現実離れした色彩で描かれる裸の人は、人間に性別や人種の枠なんて存在しないという強いメッセージが伝わってくる。「僕は天国や地獄、国境も見たことがない。それは全部人間が作り出した境界線だ。」だから、彼の絵の中の日常では多種多様な人間と動物が仲良く踊って音楽を弾いているのだろう。それは、決して異世界の天国を描いているわけではなく、この現実世界でありえる世界(希望)を描いている。吉田という画家は冷静な目線でこの世界を見つめ、目の前にあるキャンバスの向こう側に見える新しい景色を描いている。それがピースフルで境界線のない吉田独自の世界だ。