あけましておめでとうございます。
本年は1月19日(火)から「コレクション展」を開催いたします。
この「コレクション展」は、コレクター様の美術品コレクションの
ポートフォリオを見直すきっかけになればいいのではないかという思いで
今年から実験的に開催することに致しました。
会期 2024年1月19日(火)~2月20日(火)
営業時間 12:00~19:00
休み 水曜日・木曜日
詳細につきましては、次章をお読みください。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
コレクターの皆様へ
ビーク585ギャラリーでは、企画展による魅力的な作家の紹介活動のほかに
コレクターの方々から、お手元にある「売りたい作品」を集めています。
ご自身のコレクションの中で、何らかの理由で手放すことをご検討されている方は
是非ご相談下さい。
ギャラリーがコレクター様から売りたい作品を募ることは試みとしては珍しいことかもしれません。
しかし、ビーク585ギャラリーはコレクター様一人一人のコレクションの行方についても
大切に考えたいと思っています。
かくいう私も実は1年前までサラリーマンコレクターでした。
そして、あるきっかけで、2022年の9月から大阪でギャラリーを始めることになりました。
ギャラリーを始めた一番のきっかけは、自分が好きな作家を世の中に紹介したいという
ことですが、もう一つコレクター時代にいつも思っていた「気軽に出品できるセカンダリ
ーマーケットがあったらいいのに」というものです。
一生をかけてコツコツと集めてきたコレクション、一つも売ることなく大切にしていまし
たが、その持ち主が亡くなってしまいました。
残された家族は作品の処分に困って、そのアートディーラーに全てを買い取ってほしい
と依頼したそうです。
ディーラーは作品を見て、値段のつくめぼしい作品は少ししか無いので、それに少し
上乗せした金額で全てを買い取りました。
しかし、オークションに乗るような作品については新しい顧客に販売しますが、
それ以外はただみたいな価格で販売するか、置き場所もないので泣く泣く廃棄するし
か方法がないとのことでした。
これは特殊な例ではなくて、日常茶飯事なのだそうです。
廃棄されてしまう作品は、現在のオークションには乗らない作品かもしれませんが、
欲しいと思うコレクターはたくさんいるはずです。
ただ、時間をかけてコレクターを探しても、大した金額にはならないということで廃
棄されてしまう・・・。
これはあまりにも悲しい。
あのコレクターは最後まで一枚も作品を売らなかった、と評価されても、結果として
は悲惨なことになってしまいます。
であれば、自分が元気なうちに自分の意思で作品の行き道を示してあげることの方が
いいのではないか。
例えば美術館に寄贈する。
これもコレクターの一つの夢です。
しかし、なかなかこちらの思うように美術館も受け取ってはくれません。
オークションやネットで売るという方法もありますが、
作家さんに申し訳ないので売れない、というコレクターの声もよく聞きます。
それに、買って間もない作品をオークションに出すのはお勧めできません。
せめて3年、できれば5年以上は手元に残して楽しんでもらいたいです。
とはいえ、買ったコレクターの側にもいろんな事情があります。
どうしてもいまお金が必要だ。
趣味が変わってしまったので販売して新しい作品を買いたい。
定年退職で収入が減ったけれど昔買った作品を売って、若手作家の応援を
続けたい等々。
しかし現状では、オークションに乗らない作品にはちょうどいいマーケットが無いのです。
私自身も時々そういう思いはありました。
このたくさんのコレクション達は、最後はどうなるのだろうかと。
そう思う度に、まだ先の話だから今はまだ考えずにいようと蓋をしてきましたが、
何も解決はしていません。
ですから、そういう場所を作りたい。
売りたいと思う作品に、欲しいと思う新しいコレクターを探す橋渡しができる場所を
作りたいと思ったのです。
その第一弾として2024年の1月、2月に実験的にコレクション展を開催いたします。
そのために上記に該当するような作品を募集しております。
もしご興味がございましたら、お問合せください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
「WINTER コレクション展」
会場 ビーク585ギャラリー
会期 2024年1月19日(火)~2月20日(火)
営業時間 12:00~19:00
休み 水曜日・木曜日
住所 〒530-0047
大阪市北区西天満4丁目5-25北老松ビル2階
TEL: 06-6232-8198
MAIL: beak585@nifty.com
HP: beak585.com